中能登町は、旧鹿西中(能登部下)の校舎を改修して分庁舎に整備する工事について、町議会6月定例会議での請負承認に向け、積算など発注準備を進めている。制限付き一般競争入札で▽建築▽電気▽設備▽外構―の4件を予定している。
計画では、耐震性に問題がある鹿島、鹿西両庁舎の緊急安全対策として、2000年に建てられた旧鹿西中校舎(RC造3階建て延べ約3900平方メートル)を分庁舎に改修する。鳥屋庁舎から税務、会計の2課、鹿島庁舎から土木建設、農林、上下水道の3課、鹿西庁舎から住民福祉、長寿介護、保健環境の3課を移設、1〜2階に配置する。
工事では、内部改修や照明のLED(発光ダイオード)化、給排水、空調など各設備の更新、エレベーター(11人乗り、1基)の設置を予定している。年内の完成を目指す。実施設計は浦建築研究所(金沢市)が担当した。
今年度当初予算に関連事業費10億1020万円を盛り込んでいる。