中野区は、中野駅近隣の中野4丁目で実施する囲町東地区市街地再開発の事業計画を11日に公告した。2棟合わせて延べ約12万平方bの建物を建設。今後、権利変換計画の認可を経て、2021年11月の着工を予定している。土地整備を含む建設費は約540億円を見込む。事業計画は5月25日まで都市基盤部都市計画課で縦覧している。組合施行で事業を行い、三井不動産レジデンシャルと大成建設が事業協力する。
再開発の対象地は中野駅北口からJR中央線沿い西側に位置する約2f。現地には区営自転車駐輪場の他、低層の住宅が立ち並ぶ。再開発では住宅を中心に商業施設やオフィス、駐輪場、駐車場を併設する2棟構成の建物を建設する。住宅は1LDK〜3LDKを約720戸設置し、ファミリータイプを中心に共働きや単身の世帯にも対応する。
A棟は鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上24階建て延べ9万0600平方b。地下2階〜地下1階が駐車場・駐輪場・機械室、地上1〜3階が店舗・オフィス、4〜24階が住宅で構成する。B棟は鉄筋コンクリート造地下1階地上20階建て延べ3万0500平方b。地下1階が駐車場・駐輪場、地上1階が住宅・店舗・駐輪場、2〜20階が住宅となっている。
この他、公共施設として▽補助線街路第221号線=延長760b、幅員16b▽区画道路=延長55b、幅員14・3b▽広場=約1000平方b▽歩道状空地1号=延長約390b、幅員2b▽歩道状空地2号=延長130b、幅員2b―を新設する計画で、地区施設も再開発の中で民間事業者が整備する。
工事は21年11月に着工し、25年3月の完成を予定。事業費は調査設計計画費23億1500万円、土地整備費6億1400万円、工事費533億5300万円など総額665億6300万円を見込んでいる。
提供:建通新聞社