坂井市は、みくに龍翔館改修に係る総事業費にいて、約10億円を想定している。20年度は建築・設備改修および展示の基本・実施設計を進めていく方針だ。
当初予算には委託料5100万円を計上。事業者については、早ければ5月中にも随意契約したい考えとしている。
三国町緑ヶ丘4丁目地係のみくに龍翔館は、建設規模がS・RC造地下1階地上3階(塔屋2階)建て延べ3956・38平方メートル。
今回のリニューアルでは、内部改修として地階収蔵庫および1階特別展示室を恒温恒湿対応に改修するほか、1階に最大100人収容の多目的室を新設。外部改修では経年劣化による外壁の仕上げを改修、現在雨漏りが発生している部分も含め、全面リフレッシュを施す。また、銅板葺き屋根についても改修する。
このほか、スロープおよび階段よりアプローチする正面玄関(風除室)を増設し、駐車場側にエントランスを移設、駐車場から障がい者対応のスロープおよび階段を設置する。1階中央ホール吹抜け部分には身障者対応の乗用エレベータも増設する。
設備関係では、空調換気設備の全面的な見直しや照明のLED化などを進める。
今年度で設計を完了し、21年度から2カ年でリニューアル工事を実施する。22年度のオープンを目指す。
リニューアル基本計画策定支援業務は丹青社が担当した。