近江八幡市は、同市津田町にある市のし尿処理施設・第1クリーンセンターの耐震診断調査と受変電設備移設設計業務を一括で発注した。4月7日に一般競争入札を執行、落札した鞄匠設計滋賀事務所(湖南市)に委託し、来年(令和3年)1月29日を期限に業務をまとめる。
耐震診断調査業務については、処理棟及び管理棟を対象に、耐震診断及びそれに係る調査並びに診断結果に基づく評価及び耐震補強について、提案・概算設計の算出を行なう。耐震診断結果については、判定委員会の評価を取得したものとする。
また、受変電設備移設設計業務は、管理棟内にある受変電設備及び自家発電設備等が、浸水レベル以下に設置されているため、敷地内の浸水想定レベル以上の位置に移設し、敷地内施設等への電気配線の盛替え及びその他付随する関連工事の改修設計を行なう。
受変電設備等移設工事については、次年度(令和3年度)に実施を予定。予算要求ができるよう9月末までに概算設計書の提出を求める。耐震補強等については、診断調査結果を見て実施時期を判断していく模様。
対象施設の構造、規模及び建設年次等は次の通り。
▽処理棟=RC造地下1階・地上1階建、延2524・672平方b。79年度(昭和54年度)建設、18年度(平成30年度)、19年度(令和元年度)に一部外壁修繕を実施。
▽管理棟=RC造地下1階・地上3階、延782・37平方b。79年度(昭和54年度)建設、19年度(令和元年度)に屋根及び外壁修繕を実施。
提供:滋賀産業新聞