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　愛媛県土木部は、２０１９年度（１月末現在）の入札不調状況をまとめた。それによると19年４月から20年１月の間に応札者がなかった入札不調は96件、入札成立は２０９５件で不調率は４・４％となっている。月別の入札不調件数は７月が最も多く22件、次いで９月が21件となっており、６月から９月にかけて多く発生しており、全体の７割を占めている。
　17年７月の西日本豪雨災害による災害復旧などの受注により、県内建設業者の手持ち工事量が増加しており、18年度の入札不調は74件、入札成立は２６４１件で不調率は２・７％だったことから、19年度は１月現在で前年度より22件増加、不調率も１・７ポイント増加している。建設需要の高まりによって全国的に人手不足が続いている。愛媛県でも技術者などが不足している状況を踏まえ、13年２月から入札不調対策として、主任技術者の兼任要件緩和などさまざまな特例措置を実施している。
提供：建通新聞社