七尾市は29日までに、DBO(設計・建設・運営)方式の総合評価一般競争入札を実施した「ごみ処理施設整備・運営事業」について、荏原環境プラント(東京)を代表企業とするグループを落札候補者に決定した。落札価格は136億5000万円(施設建設費64億円、運営・維持管理業務委託料72億5000万円)だった。
グループは、荏原環境プラント(プラント建設・運営)、真柄建設(建築物建設・運営)、戸田組(建築物建設)で構成される。同グループのみが応札し、27日に開札が行われた。同日、選考委員会(川崎寧史委員長)が提案書類を審査し、不嶋豊和市長に落札候補者を報告した。
提案書と入札価格の評価点を総合した点数は69・01点だった。予定価格は136億8100万円(施設建設費64億500万円、運営・維持管理業務委託料72億7600万円)。
ごみ処理施設は、志賀町にあるごみ固形化燃料(RDF)焼却施設「石川北部RDFセンター」が22年度末で事業終了することに伴い、ななかリサイクルセンターの旧第1衛生処理場跡地約5800平方メートルに整備される。24時間連続運転のストーカ式焼却炉2基を備え、1日当たりの処理能力は70トン。中能登町から排出される可燃ごみ、硬質プラスチック類も受け入れる。
設計・建設期間は23年3月31日までで、同4月1日の供用開始を目指す。運営・維持管理期間は20年間。
基本計画策定、基本設計・発注支援業務は中央設計技術研究所が担当。