倉敷市は、デザインビルド方式で実施する倉敷北児童センター・老人福祉センター西岡荘再整備事業の実施方針と要求水準書案を公表した。6月補正予算に事業費を要求し、議決後7月に総合評価一般競争入札を公告、2021年2月議会での請負契約承認を目指す。
参加資格は、設計と建設の各業務を担う2以上の企業で構成するグループ。
構成員の要件は、設計および工事監理企業が1級建築士事務所登録を行っている倉敷市の建設コンサルタント業務(建築設計)入札参加資格を有する者で、設計企業は公告日から起算して過去15年間に福祉施設の設計(基本または実施)を元請けとして完了した実績、工事監理企業は、同期間内に公共施設の工事監理を元請けとして完了した実績など。建設企業は、20年度倉敷市入札参加資格者名簿建築一式特AまたはA上の市内業者(市内に本社または本店)で、公告日から起算して過去15年間に竣工した延べ500平方b以上の公共施設建築一式工事を元請けとして受注した実績など。
落札までのスケジュールは、5月11日(申込期限5月1日)に説明会と現地見学会、6月中旬に競争的対話、7月に入札公告、9月に参加表明書締め切り、ヒアリングを経て21年1月に落札者を決定する。
同事業は、倉敷北児童センターを倉敷北学校給食共同調理場跡地に移転新築、その後、同センター(鉄筋コンクリート造2階建て延べ508平方b)の建物を西岡荘として有効活用できるようにコンバージョンし、既存西岡荘(鉄筋コンクリート造平屋893平方b)を解体撤去する。
新北児童センターは、鉄筋コンクリート造2階建て延べ900平方b程度を想定。遊戯室約150平方b、集会室約65平方b、図書室・パソコンコーナー約40平方b、食育活動室約50平方b、乳児用スペース(休日保育室)約60平方b、事務所約40平方bなどを配置。屋外には運動場約1000平方b(サッカー、ドッジボールなど)の他、駐車場約40台、駐輪場(屋根付き)約15台分を整備する。
新西岡荘は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ700平方b程度。事務室約28平方b、大ホール約130平方b、集会室約72平方b、ビリヤード室約35平方bなどを配置。駐車場約40台、駐輪場(既存を活用)などを整備する。
アドバイザリー業務は地域経済研究所(大阪市中央区)が担当。
「提供:建通新聞社」