愛媛県は、県庁第二別館建て替えと議事堂耐震改修を行うため、2020年度上半期中にそれぞれ設計業務を委託する。第二別館は現在地で建て替えるため、庁舎解体と建て替えの設計、地質調査などの業務を外注。議事堂耐震改修では鉄骨ブレース設置などの実施設計業務を委託する。
第二別館は1966年2月に竣工。災害時の防災拠点に指定されているが、老朽化のうえ耐震基準を満たしていないことから建て替える。民間施設に入居している教育委員会機能も入居するため、新施設の規模は現状より拡大し、免震工法を採用する。既存規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ7910平方b。
事業期間は20〜25年度までの6カ年。20・21年度で設計を実施し、22年度から工事に入る。20年度には設計調査費として7203万円と次年度の債務負担行為限度額1億5322万円を設定している。設計や建築工の発注形態は検討中だが、解体設計と建て替え設計は一括、解体工と建て替え工も一括発注が見込まれている。
一方、議事堂は82年1月に竣工した。耐震性を確保するため、鉄骨ブレースや耐震スリットの設置などで補強する。既存規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1地上4階建て延べ8419平方b。
事業期間は20〜22年度の3カ年。20年度に実施設計を行って、21・22年度に施工するい。20年度には実施設計調査費として2809万円を計上している。
提供:建通新聞社