新発田地域広域事務組合は21日、新発田市古楯地内「広域葬斎センター改築工事」を、建築および空調設備、衛生設備、電気設備の4分割で公告した。
申込書は5月11日まで受付。主な参加資格は新発田市または胎内市、聖籠町内に本社・本店を有する各工種A級など。
計画によると、現施設(願文院)が老朽化していることから、現在の駐車場(敷地面積6719平方メートル)に建て替えるもの。建設規模はRC造2階建て2406・47平方メートルで、火葬炉は5基を予定。建築工事には一部既存外構解体、および建物周囲外構を含む。開札は6月15日に行い、工期は22年1月31日までとなっている。
実施設計は、さくら設計(胎内市新和町)が担当した。
施設のコンセプトには、「やわらかな光あふれる静ひつ空間願文院」を掲げ、▽会葬者の心情に寄り添う空間づくり▽分かりやすい動線と機能的な施設▽田園風景にたたずむ静ひつな斎場−の実現を目指す。また、できるだけコンパクトで高機能な施設とするほか、敷地の中で建物周囲にゆとりを持たせ、サービス動線を十分に確保する。さらに、火葬、集塵施設のメンテナンスや更新が行えるよう、炉室および集塵機室に隣接して、十分な広さのサービスヤードを設ける。