中津川市は、リニア中央新幹線の中部総合車両基地周辺に水道施設を新設するため、基本設計を中央設計技術研究所東海支店(岐阜市)に委託した。12月末までにまとめる。業務にはPPP手法の検討も含まれており、今後の事業形態についての方針も固める。早ければ2021年度に別途詳細設計を委託する考えだ。
千旦林地内にポンプ場と配水機を設置しこの施設からリニア中央新幹線の中部総合車両基地に配水管をつなぐ。委託した業務内で各施設の配置や整備手法について固めるとともに、同事業でPPP手法が有効かについても検討し大まかな施工スケジュールも示す考えだ。現段階では設計、施工を一括で行うDB方式が有力としているが他の方式も視野に入れて検討していく。
JR東海が千担林地区に建設する車両基地は、延長約2・2キロ、最大幅約500bで敷地面積は約65fを計画している。施設としては留置線や検査庫の他、工場、事務所、保守基地などが配置される予定。
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建通新聞社