新潟県生コンクリート品質管理監査会議(議長・丸山久一長岡技術科学大学名誉教授)が21日、新潟市のアートホテル新潟駅前で開かれ、新型コロナウイルス感染拡大に備え、今年度の監査基準実施方法を協議した。
冒頭、あいさつに立った新潟県生コンクリート工業組合の三友泰彦理事長は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府が緊急事態宣言を全国に発令したことに触れ「私達が取り扱う生コンクリートは災害復旧、土木や道路工事で毎日出荷され、なくてはならない建設資材。どのような環境下でも安定した品質を維持しなければならない」とあいさつ。丸山議長は、新型コロナウイルスに備えた今後の会議開催方法について、Web会議などの情報通信技術を活用するなど、高品質の生コンクリート出荷へ工夫しながら認証を行うことなどを提案した。
議事では、20年度監査基準及びチェックリストの主な改正点(案)を確認。20年度は78工場(79プラント)を対象に、6月下旬から7月下旬ごろに上期監査、9月中旬から10月末ごろに下期監査をそれぞれ想定。査察については6月中旬を予定する。