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日刊建設工業新聞
2020/04/23

【鳥取】4月臨時補正案は81億円/国の認証増を中心に

 県土整備部は22日、総額80億9600万円の「4月臨時補正案」をまとめた。20年度国補助と交付金の採択を受けて県当初予算を増額するもので、補正案は24日の臨時県議会に提出する。
 国から認められた予算は例年、「6月補正」に計上して実質的な同部当初予算を固めるが、今年は国の新型コロナ緊急経済対策に対応して招集される「4月臨時会」に合わせて前倒し計上する。
 「4月補正後」の同部土木公共事業費は512億8800万円となり、前年「6月補正後」(517億4800万円)に比べて約1%(4億6000万円)減。
 補正後、一般公共の主な事業は岩美道路に44億3600万円、倉吉関金道路は19億2600万円。個別補助化された「道路メンテナンス事業」には55億円を充て、鳥取鹿野倉吉線・徳尾橋や国道482号・箸建橋の橋りょう補修をはじめ、構造物修繕などに取り組む。
 河川事業は塩見川改修に1億3000万円、水貫川の排水機場に2億円のほか、海岸事業は岩美海岸(浦富)の人工リーフに1億円を手当て。砂防事業は田ノ原川(日南町生山)などに16億円の追加予算を計上する。
 また、単県公共は気高海岸の侵食対策に1億3800万円を盛り込み、災害公共では智頭町大呂地区の災害対応に5000万円を補正する。
 4月補正案の概要は次の通り。
※一般公共67億1600万円
▽道路橋りょう30億8200万円(岩美道路など)▽街路7億0500万円(両三柳中央線など)▽河川9億6600万円(勝部川など)▽海岸8200万円(岩美海岸)▽ダム1800万円▽砂防16億1300万円(大内木下地区など)▽治山1億8000万円(赤波2地区など)▽漁港6700万円(網代漁港など)
※単県公共1億3800万円(気高海岸)
※一般直轄事業11億9200万円
※災害公共5000万円(大呂地区対策)

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