日野町は、公共下水道事業認可区域外となっていた同町中在寺に広大な敷地(約120万平方b)を有するマテリアルハンドリングシステムの世界トップクラス企業・潟_イフク(下代博代表取締役社長、本社/大阪市西淀川区)のマザー工場である滋賀事業所を、認可区域に組み入れる事業認可変更手続きを進めるとともに、並行して管渠築造に係る測量調査設計業務を進め、今年度後半には工事を発注し、21年度中の供用開始を目指している。
去る17日、「第6―委下1号公共下水道蓮花寺南汚水幹線測量調査設計委託」の名称で指名競争入札を執行し、落札した潟Iースギ(彦根市)が担当して10月末を履行期間として業務を取りまとめる。
業務内容は、潟_イフク滋賀事業所(中在寺)と蓮花寺地先の既設流域下水道日野北幹線を結ぶ延長約1・3の測量及び管路詳細設計と、4ヵ所の地質調査業務。佐久良川河床下をくぐる箇所(L約120b)は推進工法、その他(L約1180b)はφ200_の開削工法を想定している。
今年度、町の公共下水道事業事業会計当初予算には、債務負担行為(20〜21年度)で工事費1億3000万円を確保。1日に公表した発注見通しには、「公共下水道管渠築造工事蓮花寺南幹線(第1工区)」として「管渠工(推進)L100b、立坑工2ヵ所、人孔工2ヵ所」の内容で工期「9ヶ月」、発注時期「第3四半期」のみを掲載。残りは、発注見通しが立った段階で追加掲載になる模様だ。
なお、公共下水道事業事業会計当初予算には、資本的支出建設改良費・管渠整備事業費として2億4300万円(設計等委託料1600万円、雨水渠整備他工事請負費2億1800万円、上水道他補償費900万円)の予算を計上。
発注見通しには、次の5件の工事が掲載されている。(@工種A場所B入札・契約の方法C期間D概要E入札予定時期)
▽公共下水道雨水渠整備工事西大路大日幹線=@土木A西大路B指名C5ヶ月D側溝工L220m、函渠工L20m、水路工L30m、付帯工E1
▽公共下水道雨水渠整備工事横町幹線(第2工区)=@土木A大窪他B指名C7ヶ月D側溝工L510m、管渠工L20m、分水桝1ヵ所、付帯工E2
▽公共下水道管渠築造工事西大路定住宅地工区=@土木A西大路B指名C5ヶ月D管渠工L300m、人孔工10ヵ所、取付管桝工20ヵ所、付帯工E3
▽公共下水道管渠築造工事蓮花寺南幹線(第1工区)=@土木A蓮花寺B指名C9ヶ月D管渠工(推進)L100m、立坑工2ヵ所、人孔工2ヵ所E3
▽公共下水道舗装復旧工事日野内海道雨水幹線(第1工区)=@舗装A日田B指名C3ヶ月Dアスファルト舗装工A700uE3
提供:滋賀産業新聞