名古屋市スポーツ市民局は、千種区役所の改築に当たり、仮設庁舎の整備に向けた庁舎内のレイアウト検討を5月以降に委託する計画だ。本年度はこの他、庁舎の整備予定地となる、東山公園内の東星ふれあい広場の地盤調査を実施。2021年度の仮設庁舎整備に備える考え。
仮設庁舎は、鉄骨造2階建て延べ約5000平方bを想定。リース庁舎を想定しており、21〜22年度の整備を計画する。現区役所にある、千種区役所と保健センターが入居する。本年度実施する地盤調査は、アオイテック(名古屋市北区)に委託した。納期は6月15日。
千種区役所の現地改築は、23年度に既設解体に着手し、27年度の完成を目指している。
当初計画の規模は、地下2階地上20階建て延べ約2万8900平方b。区役所部分は、地下2階〜地上9階に配置し、延べ床面積は1万4200平方b。区役所の他、保健センター、土木事務所、教育委員会所管の文化的施設(図書館の機能が有力)を配置する。UR賃貸住宅の配置は10〜20階。UR部分の延べ床面積は1万2800平方b(うち共用部5000平方b)。戸数は180戸。駐車場は、区役所22台、住宅46台。
免震構造を採用することに伴い、建物規模は本年度も継続して行う基本設計の中で精査する方針を3月に示している。基本設計は松田平田設計が担当。
提供:建通新聞社