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滋賀産業新聞
2020/04/21

【滋賀】栗東市 市民体育館の改修

 栗東市は、川辺地先に位置する「栗東市民体育館」について、改修工事を計画しており、5月頃に実施設計の発注を行う。工事については、順調にいけば21年度(令和3年度)改修工事に着手、同年度に完了させ22年度からの供用開始を目指す。
 栗東運動公園(川辺390―1)は昭和53年に整備され、市民体育館はRC造2階建、延3601・83平方b規模。体育館施設は▽第1アリーナ(1575平方b、バスケットボールコート2面、バレーボールコート3面、バドミントン8面他)と昭和56年に作られた▽第2アリーナ(420平方b、バレーボールコート1面、バドミントン3面、バスケットボールコート1面)―で構成。2階には観客席500席を備える。同施設は24年(令和6年)の滋賀県国体のレスリング競技の会場となることが決まっていることから、競技会場の老朽化対策を含めた改修工事を行う。完成から40年以上が経過しており、経年劣化による老朽化から雨漏りが発生し、滋賀県国体の兼ね合いもあるが、日常的に一般市民も使用することから、同課は今回の改修工事は主に屋根の修繕工事にあたるとしている。
 なお、同市はこれに係る設計業務費として今年度予算に1400万円を措置済み。
 所管のスポーツ・文化振興課は、20年度末に満了となり更新時期を迎える指定管理期間や、国体前年度の23年度のプレ大会までの余裕を持った完了を目指す。また、同施設は、滋賀県国体のレスリング会場に立候補し16年度に会場に内定。基本設計では国体開催を見すえ競技団体や専門家などからの意見も取り入れ、必要な機能などについて設計内容に反映し、今年の実施設計を経て21年度中には整備工事を完了したい考え。

提供:滋賀産業新聞