横須賀市は、2020年度の格付けの基となる業者登録情報を確定し、5月11日付で格付け等級を決定する。20年度の格付け等級を入札条件にした発注は5月18日から開始する。
20年度からは評価項目となる工事成績点と優良工事について、評価に使用する年数を5年から4年に短縮。等級区分・発注標準は全業種で見直しを行った。
例えば、土木一式の場合、A等級は総合点数「910点以上」から「930点以上」へ、B等級は「780点以上」から「820点以上」へ、C等級は「650点」から「710点」へ、それぞれ引き上げた。また発注標準金額はB等級が「5000万円未満」から「4000万円未満」へ、C等級は「2500万円未満」から「2000万円未満」へと引き下げた。D等級は、総合点数による区分、発注標準金額とも変更はない。
一方、建築一式の場合、A等級、B等級とも総合点数に変更はないが、B等級の発注標準金額は2000万円未満」から「3000万円未満」へと見直した。
これらの基準は、入札参加条件に格付け等級を設定する工事案件での基準となるが、工事の性質などにより格付け基準により難い場合は、同基準によらない発注となることがある。また20年度の発注状況により、発注標準金額区分によらない発注となる場合がある。21年度も基準の見直しを行う予定。
自社の20年度の格付け等級は5月11日より電子入札システムにログインした後、現在の登録内容から確認できる。20年度の等級区分・発注標準金額は5月18日の入札公告から適用する。
提供:建通新聞社