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建通新聞社
2020/04/16

【大阪】交野市 庁舎整備基本構想を成案化

 交野市は、老朽化などに伴い計画している市役所庁舎移転・建て替え事業の基本構想を成案化し公表した。防災マネジメントの拠点整備の観点などから建設地をいきいきランド交野の敷地内(向井田2ノ5ノ1)に決定した他、庁舎規模については行政機能と文化施設機能を合わせて約1万3000平方bを想定している。
 今後のスケジュールについて、2020年度中に基本計画の策定と基本設計を実施する見通しで、現在、基本計画の策定に向けた業務委託の外注を念頭に置いて準備を進めている。基本設計については、基本計画の中で従来方式やDB方式、PFIなどの事業手法を特定・策定した後、20年度中の発注を予定している。
 計画では、分散化している別館、第2別館、星田出張所、青年の家など庁舎機能を集約・複合化することで、防災センター機能の強化やワンストップサービスの実現など利便性の向上と業務の効率化を図る。
 現庁舎の規模は、本庁舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ4787平方b、別館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1852平方b、第2別館が鉄骨造平屋198平方b。
 同施設は、第2別館を除く建物と設備が未耐震となっており、耐震性の課題が懸念されている他、老朽化も著しい現状。また、星田出張所と青年の家についてはバリアフリー化が未対応となっている。

提供:建通新聞社