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　鹿児島市は15日、２０２０年度公共工事発注見通し（１回目）を公表した。件数は本庁１０６７件（前年度１０４１件）、水道局２６５件（同２３５件）、交通局14件（同10件）、船舶局２件（同５件）の計１３４８件で前年度同期比４・４％（57件）の増。市立病院は対象案件がなかった。４年連続の増加で、一般競争入札は本庁35件、水道局30件、交通局１件の計66件を予定している。
　本庁の工種別では、土木は前年度と同件数の３５１件で全体の32・９％を占め、とび・土工・コンクリート１８９件（前年度１６０件）、舗装１０６件（同１１０件）。このほか、建築は66件、電気63件、管80件、防水53件、塗装55件−などで、防水（前年度７件増）や塗装（同11件増）が微増した。四半期別では、第１四半期３６９件、第２四半期４２１件、第３四半期２３５件、第４四半期42件。　
　主な一般競争入札は、大明丘住宅16号棟の造成（２０００�u）や新築（ＲＣ造５階一部４階建て約２２００�u）など。土木関係では、谷山駅周辺地区の区画道路擁壁築造（その７〜10、第２四半期）などを進める。　
　学校関係は、中山小20号棟（ＲＣ造４階建２３７５�u）の長寿命化改修を第１四半期、松原小１号棟（ＲＣ造３階建４０３３�u）の解体を第４四半期に発注。屋外運動場の大規模改造は、春山小（ＲＣ造平屋建て６７６�u）と吉野東中（ＲＣ造平屋建て９３０�u）を予定し、本体、電気設備、給排水設備を第２四半期に実施する。
　このほか、水道局では水道１４６件、下水道１１８件を計画。油須木ポンプ所や吉水ポンプ所で送水管布設や南部処理場の送風機設備や汚泥濃縮設備工事などを予定。五ケ別府水源地には浄水設備を新設する。
　船舶局では、第３バース油圧配管屋外架空化を第１四半期、第１バース人道橋俯仰部本体等を第２四半期に予定している。

■委託関連
八幡小建替え設計着手

　委託業務は、本庁１６５件、水道局47件、交通局１件、船舶局１件の合計２１４件。本庁では、建て替えを計画する八幡小３号棟（ＲＣ造３階建２５４４�u）の本体設計と地盤調査を第２四半期に発注。道路関係では、武武岡線の地質調査（Ｌ１２０ｍ）や城南線の詳細設計（Ｌ９２０ｍ）などを予定している。