分譲マンションの開発などを手掛ける京阪電鉄不動産(大阪市中央区大手前1ノ7ノ31)は、名古屋市千種区の「新今池ビル」を取得した。今後の活用について同社は、開発の用途や着工時期も含めて「全くの白紙」と回答した。同ビルは地下鉄駅直近の好立地のため、今後の活用方法が注目される。
取得した新今池ビルは、1962年に完成。飲食店や映画館などが入居している複合施設だった。同ビルは耐震基準を満たしていないため、取り壊すこととなりそうだ。すでに全ての店舗が退去している。
所在地は名古屋市千種区内山3ノ3306。市営地下鉄・今池駅の直近となる。また、今池駅から地下通路で地下部分が接続していたが、同ビルの営業終了に伴い、2月25日から通路を閉鎖していた。この地下鉄直結の立地を踏まえると、商業施設やビジネスホテルなどの開発に有利な立地といえそうだ。
同ビルはこれまでキング観光が保有していた。
提供:建通新聞社