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鹿児島建設新聞
2020/04/14

【鹿児島】20年度県立学校整備/鹿工、鹿南、国分 校舎改築は3校発注

 2020年度県立学校施設整備の事業概要が明らかになった。県学校施設課によると、校舎改築は鹿児島工業高校と鹿児島南高校、国分高校の計3校を発注し、中種子養護学校校舎改築は実施設計を委託する。全体の施設整備費は当初予算に52億864万円を計上したほか、22年度までの債務負担行為に限度額54億7321万円を設定した。
 校舎改築のうち、鹿児島工業高校は実習棟の集約を進めている。U類棟が完成し、20、21年度で最後のT類棟(RC造3階建3880u)を整備する。鹿児島南高校は、T期分が完成しU期(RC造4階建3380u)を2カ年で進める。
 国分高校は、市道を挟みグラウンド側に本館棟、東側敷地に芸術棟(RC造3階建約663u)が完成。全体の建物規模はRC造5階建約7700uあり、完成は24年3月を予定。2棟は上空通路でつながり完成後は、屋内運動場を残し解体する。
 校舎改築が完了した鹿児島中央高校は、本館北側と西側にある管理教室棟の大規模改修に着手。建設当時の材料やデザインを復元することで、内部空間の歴史的な雰囲気を損なわない計画とする。
 中種子養護学校校舎改築は、実施設計を予定。現地は、敷地が非常に狭く高層・集約化を図る配置を検討する基本設計を19年度から実施。建物規模は、校舎棟・食堂棟がRC造3階建2576u、屋内運動場・屋外プールは同平屋建て800uを現段階で想定している。
■鹿市南部支援校 
年度後半に着工 
補正に工事費 
 鹿児島市南部地区特別支援学校は実施設計が完了次第、補正予算に工事費を計上して発注する。建物規模はメーンの管理・校舎棟がRC一部W造2階建1万3801u、屋内運動場はRC一部S造平屋建て960u、温水プール棟はRC造2階建630u、食堂・厨房はRC一部S造平屋建て912u−などを予定。 
 20年度後半にも着工して23年4月供用を目指し、総事業費は約70億円。実施設計は東条設計・ゲンプラン設計・設備共同プランJVが担当している。  

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