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滋賀産業新聞
2020/04/13

【滋賀】長浜市 豊公園の再整備

 長浜市が魅力ある都市公園を目指し進める公園町地先の「豊公園再整備事業」は、24年度の国民スポーツ大会開催を控え、20年度は長浜駅西口交差点から長浜城歴史博物館までの園路再整備を中心に推進する。3月発注済みの「第2工区」を8月末に完了後、引き続き10〜12月をメドに「第3工区」の工事を発注したい考えだ。20年度当初予算の事業費要求額は8700万円。
 20年度発注予定の「第3工区」概要は、土工1式およびインターロッキングブロック設置工1400平方b。第3工区の電気設備工事(園路照明4本)も別途発注し、工事期間はいずれも約5ヵ月を計画。また第2四半期をメドに仮設児童遊園再整備工事(取壊し工1式、グラウンド舗装工500平方b)も発注する。
 豊公園再整備に係る設計業務は19年度、ウエスコ滋賀営業所(草津市)で完了。
 17年策定の基本計画によると、豊公園再整備は「琵琶湖の水・中心市街地のにぎわい・歴史風土をつなぐみどり豊かな公園」を全体テーマに、公園中央部に公園利用の結節点となるひょうたん型の広場とシンボルツリーを整備する「エントランスゾーン」を設け、その周囲に6つのゾーンを配置。国民宿舎豊公荘に代わる豊公園新拠点施設をはじめ、芝生の自由広場や大サクラ園・四季の広場などを、それぞれゾーン毎に整備していく。
 これら施設整備には、概算で総額10億1千万円〜16億円余りの工事費を見込む。事業スケジュールは24年度の滋賀国体の開催を目標とする第1段階では、駐車場やエントランスゾーン、森と憩いのゾーンの出入口・中心通路・四季の広場や国体開催に向けたソフトテニス大会会場としての整備を行う。
 第2段階では、琵琶湖と夕陽のゾーンや遊びのゾーン―の公園中央部から琵琶湖へと公園利用を拡大させる整備を。第3段階では「歴史とサクラゾーン」「びわ湖と浜辺のゾーン」「森と憩いのゾーン(四季の森)」―の関係機関や市民との調整を重視する整備を進めていく計画。

提供:滋賀産業新聞