トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2020/04/10

【京都】貯留量1万1000m3の雨水滞水池 伏見水環境保全センターに築造 鳥羽水環境保全センターの構造物転用も

 京都市上下水道局は、「雨に強いまちづくり」を進めるため、大雨時の雨水を一時貯留する雨水滞水池の整備を進める。
 伏見大手筋地域の雨水滞水池として、伏見区横大路の伏見水環境保全センター敷地の北東角に貯留量1万1000m3規模で伏見雨水滞水池を築造する計画。伏見雨水滞水池は伏見第3導水きょに接続する。
 令和2年度第3四半期(10〜12月)に発注する。工事概要は雨水滞水池の躯体築造工。工期は36ヵ月を見込む。政府調達協定対象(WTO対象)案件。令和6年度の供用開始を目指す。
 設計は日建技術コンサルタンツ。
 南区上鳥羽の鳥羽水環境保全センター、南区吉祥院の鳥羽水環境保全センター吉祥院支所では、既設構造物を雨水滞水池に転用する工事に着手する。
 鳥羽水環境保全センターはD系水処理施設雨水滞水池化工事として既設構造物の撤去及び水処理施設の補修工、鳥羽水環境保全センター吉祥院支所はB系水処理施設雨水滞水池化工事として既設構造物の補修工及び防食工を行う。
 それぞれ令和2年度第3四半期(10〜12月)に発注する。ともに工期は18ヵ月、概算額区分(税込)は1億円以上4億円未満。令和4年度の供用開始を目指す。
 D系水処理施設雨水滞水池の設計は日建技術コンサルタンツ。
      ◇      
 なお伏見雨水滞水池の計画地北側の上下水道局敷地約1万1430u(伏見区横大路菅本)については、下水道事業用地として活用せず、廃止する。
 令和2年度に京都市が買い戻す予定で、将来的には売却する見込み。