かほく市は24日、「谷公園再整備にかかる体育館改修詳細設計および公園詳細設計業務」(指名競争入札)を開札する。予定価格は1187万円。金津体育館には子育て世代向けの屋内遊具を設置するなどして、通年を通して親子が触れ合える空間を創出する。
計画では、1982年に開設された谷公園(全体面積4ヘクタール)にある金津体育館(RC造2階建て延べ1468・48平方メートル)について、若い親子連れらが屋内で楽しく遊べる遊戯施設に改修する。利便性や安全性の向上などを図るため、園路の拡幅、駐車場の増設なども実施する。
体育館では、アリーナに乳幼児や児童が年齢に応じて遊べるネットやトランポリンなどを備えた大型遊具を配置。1階に多目的ルームや休憩・飲食スペース、2階に乳幼児向けエリア、和室のミーティングルーム、オープンスペースなどを設ける。1・2階にはそれぞれ授乳室を確保し、トイレなども改修する。
体育館横には屋外芝生広場とつなぐ「光のテラス」を整備し、炎天下や突然の雨でも安心して外遊びを楽しめるようにする。
ゲートボール場とテニスコート跡には駐車場約150台を増設する。現在3メートル幅の園路は6メートルに広げるとともに、2・5メートルの歩道を設ける。
設計の履行期間は9月30日まで。21年3月の完成を目指す。
国の地方創生拠点整備交付金の対象事業で、19年度補正予算に債務負担行為1億2000万円を含めた関連経費として総額6億2300万円が配分された。
基本構想の策定業務はアルスコンサルタンツが担当。