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北海道建設新聞社
2020/04/09

【北海道】中富良野町が中富良野クリーンセンター長寿命化初弾を6月に公告

 中富良野町は、下水処理施設の中富良野クリーンセンター長寿命化事業の初弾工を6月上旬に条件付き一般競争で公告する。全体の事業期間は、2020年度から23年度までの4カ年で、各年度に入札する。総事業費は3億230万円を試算している。20年度は、曝気(ばっき)装置制御盤などの電気設備更新に取り組む。
 東1線北11にある同施設は、1993年3月の供用開始。管理棟(RC造、地下1地上2階、延べ1077u)と水処理棟(RC造、地下1地上1階、延べ707u)の構成となっている。
 17−18年度にかけてストックマネジメント計画を策定し、老朽化した設備を更新することとした。19年度に発注した実施設計はNJSが担当。20−23年度までの4カ年で、電気や機械、建築設備の整備に取り組む計画だ。
 20年度は、中央監視制御装置と曝気装置制御盤(VVVF盤)、非常通報装置盤などの電気整備に取り組む計画で、20年度予算に工事費1億1180万4000円を計上している。
 21年度は電気整備として、施設内の機械動作を円滑にする役割を担うシーケンサ盤更新を進める。22年度は、沈砂池主ポンプの電気と機械設備更新を図る。
 23年度は、健全度が保持できているものの、水処理棟の扉3カ所を取り換える。このほか、管理棟に設置する汚泥脱水機の長寿命化を図り、整備を終えるスケジュールとなっている。