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建通新聞社(中部)
2020/04/09

【岐阜】中部縦貫道平湯〜日面 計画段階評価に入る 高山国道

 国土交通省高山国道事務所は、中部縦貫自動車道の高山市奥飛騨温泉郷平湯〜丹生川町日面(ひよも)の延長約13`区間について、事業化に向けた計画段階評価に入った。現在、オリエンタルコンサルタンツ(古屋市中村区)が課題把握や関係団体への意見などの集約業務を進めている。今後、第三者委員会を挟みながらおおむねのルート案を決め、2020年度内に一つのルート案の絞り込みを目指す。中部縦貫自動車道整備区間位置図
 中部縦貫道路は、松本市から高山市を経由し福井市までの延長160`の高規格幹線道路となる。
 高山国道事務所が所管する高山清見道路のうち飛騨清美IC〜高山ICまでは開通している。現在、高山ICから東進する丹生川IC(仮称)までの区間について事業化され、順次整備が進んでいる。
 今後は国道158号のさらに東側へ向けた次期整備区間となる丹生川〜平湯までの約21キロ区間の事業化が待たれている。このうち1月29日に開かれた飛騨北部区域の幹線道路網機能強化検討会(竹島大祐会長)で、平湯〜丹生川町日面までの区間を優先整備区間に決めた。さらに中間インターチェンジ(IC)は丹生川町久手付近への設置が望ましいとしている。
 現在進めている業務では、アンケートなどで幅広く一般や関係団体などから意見を求める。これを踏まえ第三者委員会などの意見と合わせておおむねの数ルートの位置や基本的な道路構造の比較検討による評価を進める。年度内には一つのルート案まで絞り込む考えだ。
 21年度以降には都市計画・環境影響評価や新規事業採択時評価などを経て新規事業として採択となる。

提供:建通新聞社