新潟県農地部農地計画課は、東海地区(糸魚川市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する。整地工、暗渠排水工に事業費6億円を投じていく。24年度の完了を目指す。
計画によると、将来の地域農業の核となる経営体(担い手)を育成するため、面的な集積に力点を置き、効率的で安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を行うもの。
水路は用排水兼用の土水路が多く、漏水等の水管理に苦慮していることから、パイプライン化により用水の節減および確保に努めるほか、排水の多くは兼用の土水路を経て、2級河川・早川に自然排水されることから、管排水や排水フリュームで自然排水する。
工事概要は整地工22・9ヘクタール(工事費1億3200万円)、道路工支線他5・1キロ(同4300万円)、用水路工支線他3・5キロ(同9000万円)、排水路工支線他3・7キロ(同9500万円)、暗渠排水工・本暗渠22・9ヘクタール(同6400万円)のほか、測量試験(同3600万円)、換地(同2700万円)など。受益面積が22・9ヘクタール(受益者数94人)、関係土地改良区は糸魚川市土地改良区。