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日刊建設工業新聞
2020/04/09

【鳥取】20年度補助・交付金/河川事業に45・2億円が内示

 県土整備部が2020年度に実施する河川、海岸の補助・交付金事業に45億2000万円が国から内示された。2月県議会で承認された20年度当初予算を12億円あまり上回っており、同部は6月県議会で追加補正する。
 補助事業は従来の交付金から個別補助化された塩見川と砂田川を加えて5カ所に7億5600万円。大路川と水貫川の排水機場を整備するほか、塩見川は放水路、砂田川ではJR因美線の橋梁に事業着手する。
 防災・安全交付金事業は、河川改修に蒲生川、勝部川、由良川、加茂川、小松谷川、日野川など16カ所に19億3400万円となっており、築堤護岸などを継続する。海岸は岩美海岸(浦富地区)など3カ所に2億円。ダム事業は賀祥ダムなど3カ所の長寿命化対策に2億2000万円、警報局舎改修では佐治川ダムなど5カ所に2億8200万円が交付される。
 また、最終年度を迎えた「3カ年緊急対策」は、樹木伐採に勝部川など38カ所に2億7500万円、河道掘削に小松谷川など24カ所に2億5900万円が満額内示。情報基盤整備は私都川など13カ所の監視カメラ設置に4000万円が認められた。
 このほか、特定構造物改築は西大路排水機場に1億7000万円など7カ所の排水機場と堰、水門の長寿命化対策に2億2400万円が内示された。
 同部河川課は当初予算で見込んだ33億円あまりを近く各県土に配分し、国認証で増額となった12億円は「6月補正」に要求。7月に追加配分する。

日刊建設工業新聞