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建通新聞社(静岡)
2020/04/08

【静岡】静岡県静岡市 アリーナ整備へ調査検討業務を外注へ

 静岡市は、アリーナ整備へ向けた検討を内部で進めてきたが、2020年度に調査検討業務関連予算として2000万円を計上した。発注形式は未定だが、早ければ4月中にも発注する予定だ。アリーナ整備は、民間主導の手法を基本とし、年度内に建設用地を確定させる。
 アリーナ建設は当初、市民文化会館の建て替え計画に絡め、併設する形で検討を進めていたが、併設案が白紙になって以降は、建設地選定が焦点となっている。市は、19年度に民間事業者や団体とヒアリングを行う中、静岡駅、東静岡駅、清水駅など駅に近い立地を希望する声が高かった。このことから、現在、アート&スポーツ/ヒロバとして利用している東静岡駅北口多目的広場(敷地面積2・4f)が最有力候補地として挙げられている。
 市民文化会館との併設案時点では、県のこのはなアリーナ(草薙総合運動場体育館)が県民利用を中心としているのに対し、さまざまなプロスポーツやミュージシャンなどの大規模興行が行える施設として、最低5000席、ケーススタディーでは7000席を想定したこともあった。
 市は、20年度に実施する調査検討で、市民アンケート、ワークショップに加えて、民間事業者やプロモーター、プロスポーツ協会や団体などへ、さらに踏み込んだヒアリング調査を行う。また、具体的な建設予定地を想定した振動・騒音調査や交通調査も実施する。
 PFIやPPP方式による官民連携手法の採用を検討と合わせて、20年度内に建設予定地を確定すれば、21年度からは、基本構想その他の具体的な計画段階への移行が可能だ。
 有力候補地となっている東静岡駅北口駅前の市有地は、オリンピック終了までの期限を設けて、アート&スポーツ/ヒロバ、公園として暫定利用する経緯があり、22年度までに最終利用の方向性を決めることになっている。



提供:建通新聞社
(2020/4/8)

建通新聞社 静岡支社