東近江市は、20年度国民健康保険(施設勘定)特別会計当初予算に、診療施設等整備費2億1516万円を計上。老朽化している永源寺診療所(山上町1352、敷地面積2972平方b)の現地建替(改築工事)を年度内完成を目標に実施する。
係る設計業務を、竃田建築設計事務所(東近江市)で進めている段階で、着工時期は現段階では見通せないが、改築工事はまず、既存の診療所別館(旧保健センター、81年〔昭和56年〕竣工、RC造2階建、延591平方b)及び連絡通路等の解体工事を先行し、跡地に新たな診療所(RC造平屋又は2階建、延約900平方b)を建設。完成後に現在の診療所(84年〔昭和59年〕竣工、S造平屋建、390平方b)の解体と外構整備を行なう計画。
新たな診療所には、▽診察ブース4室の診察室▽畳コーナー等を含む待合スペース▽受付・事務・調剤室▽レントゲン室▽処置室▽検査室▽男子トイレ・女子トイレ・オストメイトを含む多目的トイレ▽検尿室▽物療用リハビリ室▽スタッフルーム▽所長室兼会議室▽研修医宿泊室▽シャワールーム▽簡易調理室▽ストレッチスペースを含む保健事業(健康増進)用リハビリ室―を設ける予定。
予算の内訳は、設計監理委託料385万円、工事費2億1131万円。
また、病院事業会計20年度当初予算の建設改良費(3000万円)には、市立能登川病院(同市猪子町191)の医療ガス機器更新及び給水設備機器更新に係る設計等委託料1000万円、医療ガス機器更新工事費2000万円を計上している。
提供:滋賀産業新聞