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建通新聞社四国
2020/04/07

【香川】大川広域行政組合 クリーンセンター長寿命化へ総合計画

 大川広域行政組合は、し尿処理施設「大川広域志度クリーンセンター」の長寿命化総合計画を策定するため、2020年度当初予算に委託費954万円を計上した。国からの補助内示後、第1四半期に業務を委託する。委託先の選定に当たってプロポーザル方式の
導入を含め検討していく。施設の設計基準の見直しや浄化槽汚泥に対応した処理方式への変更などを含め、長寿命化に向けた計画を年度内に策定し、21年度に実施設計と環境アセスメントに着手する見通し。
 同センターは、00年3月31日に完成した1日当たり80`g(し尿42`g、浄化槽汚泥38`g)の処理能力を保有する浄化センター。管内の人口減少や下水道の普及によって搬入量が年々減少し、浄化槽汚泥の混入率の上昇が計画条件を大きく超える状況となっていることから、処理機能の維持が困難になる可能性がある。また、供用開始から約20年が経過していることもあり、老朽化した機器の更新や施設規模の見直しを行うことで維持管理費や環境負荷(二酸化炭素)の軽減を図る。
 施設規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て延べ2311平方b。主な処理方式は膜分離高負荷生物脱窒素処理(IZジェットエアレーションシステム)、高度処理が膜分離処理から活性炭吸着処理、汚泥処理が遠心分離脱水処理から焼却処理・乾燥汚泥肥料処理、臭気処理が高濃度臭気・生物脱臭(IZ反応槽処理)から中濃度臭気、中濃度臭気・薬剤洗浄(酸、アルカリ、次亜塩素酸ソーダ洗浄)、活性炭吸着処理、低濃度臭気・活性炭吸着処理となっている。
 所在地は小田2600ノ3。敷地面積は1万9589平方b。
提供:建通新聞社