トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2020/04/07

【徳島】徳島県の入契制度改正 優良表彰に調査・計画部門を追加

 徳島県は「2020年度入札・契約制度の改正および運用の改善」を明らかにした。建設企業の格付けで土木一式工事A等級の格付け点数の下限値を720点から「800点」に見直した他、優良工事等表彰で優良業務表彰に「調査・計画業務部門」を追加して「建設業新分野進出企業」を廃止するとともに、「i-Consutruction優良企業表彰」を創設する。総合評価落札方式では、土木一式工事の地域貢献度評価を見直し「大規模災害発生時の道路啓開に関する協定」に「2点」を配分する。原則5月1日から適用する。
 適正な工期確保や施工時期の平準化に向けた取り組みでは、「工期設定システム」を活用した適正な契約工期の設定や「工事着手日選択方式」に加え、「工事着手日指定契約方式」を創設するなど、余裕期間制度の拡充を図る。
 設計金額1000万円以上の工事で女性が働く建設現場に原則「快適トイレ」の設置を求める他、生産性向上で3次元データの活用を「委託業務」に拡大する。「Web会議」や「Web立会」の導入や「工事現場の遠隔臨場」を試行する。
 不調・不落対策では、交通誘導警備員が配置困難な場合の「自家警備」の導入や、現場代理人・主任技術者等の兼務要件の拡充の他、「受注上限届出方式」を試行導入する。同一発注機関が同一開札日に行う指名競争入札で事前に受注上限件数の届出を求めるなどし、入札参加機会の確保と競争性の向上を図る。
提供:建通新聞社