国土交通省岡山国道事務所が計画している「国道180号岡山西バイパス」が新規事業として採択された。2020年度から調査設計に着手する。また、国道2号の岡山市古新田〜倉敷市新田間についても、「都市計画・環境アセスメントを進めるための調査」箇所に選定され、国道2号の総合的な渋滞対策が加速する見通しだ。
国道180号(岡山環状道路)岡山西バイパスの新規採択区間は岡山市北区西長瀬〜楢津までの延長3・5`。20年度事業費は5000万円。整備後は交通混雑の解消により、交通事故の減少や緊急車両の搬送時間の短縮などが期待されている。
国道2号の岡山市古新田〜倉敷市新田間では、現道路の「平面拡幅」「部分立体」「連続立体」の三つの案による渋滞緩和策が示されている。沿線地域の住民や企業、団体などに対して19年度の実施したアンケート結果などを基に、「社会資本整備審議会道路分科会中国地方小委員会」(委員長・藤原章正広島大学大学院国際協力研究科教授)らがさらに検討を進めていく。
「提供:建通新聞社」