中勢バイパスと北勢バイパスを結ぶ一般国道23号「鈴鹿四日市道路」について、国土交通省が3月末に2020年度新規事業化箇所として公表したことを受け、鈴木英敬三重県知事がコメントを発表し、北中勢地域の「南北主要幹線道路ダブルネットワーク」全線が事業化されたことへの期待感と関係機関などへの感謝を述べるとともに、「令和の新時代への展望が開けた意義深いものであり、引き続き、鈴鹿四日市道路の整備促進に全力で取り組む」と意気込みを示した。末松則子鈴鹿市長、森智広四日市市長もコメントを発表した。
同事業の全体事業費は840億円。20年度の配分額として5000万円を充て、同省三重河川国道事務所が道路測量、関係機関協議、道路設計を行う。
鈴鹿四日市道路は、国道1号北勢バイパス(国交省北勢国道事務所が整備中)の南端の四日市市采女町から、国道23号中勢バイパス(同省三重河川国道事務所が整備中)の鈴鹿市稲生町までの延長約7・5`の幹線道路。計画幅員25b、4車線。同道路では、計画区間のほぼ中間地点で、現在、都市計画決定に向けて手続きが進められる「鈴鹿亀山道路」との接続が予定されており、東西軸を形成する道路計画としても位置付けられている。国交省が新規事業採択時評価手続き等に着手したことを3月2日付で公表し、同省の審議会で諮られていた。
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建通新聞社