県中部総合事務所県土整備局は、今年度予算に県道倉吉青谷線(八屋〜山根工区)の無電柱化計画検討費として1500万円を計上し、電線管理者と協議の上で予備設計に入る。
無電柱化は、台風での電柱倒壊による電力、通信の供給が途絶えるなどの被害を防止するために推進され、県道倉吉青谷線では、2010年にJR倉吉駅から倉吉シティホテル(倉吉市山根)の交差点までの区間(整備延長800b)の無電柱化が完了している。今回設計する区間は、整備完了地点から竹田橋までの820b。同区間は19年にエイト日本技術開発が地下埋設物調査や概略検討を実施した。今年度は詳細設計に向けての予備設計を土木関係建設コンを対象に発注する見込み。
同事務所計画調査課は「中国電力やNTTなどの電線管理者とルートの決定や費用負担、低コスト化の検討について協議を重ね、年度内に予備設計に取り掛かる」と話している。
日刊建設工業新聞