多治見市は本庁舎の建て替え事業で、建設地の決定を6月に延期した。当初3月議会定例会で本庁舎の位置に関する条例を変更し建設地を決定する予定だったが、具体的な構想や跡地活用が不透明だとし継続審査となり延期した。6月議会定例会で条例の変更が可決されれば2020年度内に設計に着手する。設計業務の委託に関する詳細は未定。
議会では、具体的な構想や現本庁舎の跡地活用について説明がされていないことから閉会中の継続審査とした。これを受けて市は、6月議会定例会までに現本庁舎の跡地活用などを盛り込んだ具体的な構想をまとめる考えだ。
新本庁舎は、現本庁舎がある日ノ出町2ノ15から音羽町1ノ70にある駅北17街区に移動する方針。市は19年度末に発表した本庁舎建て替えに関する事業計画で、20年度内に基本構想、基本設計、実施設計に着手する予定だった。現段階ではこのスケジュールに影響はないとしている。
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建通新聞社