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建設経済新聞社
2020/04/06

【京都】(仮称)京都城陽プレミアム・アウトレット 許認可後7月頃にも開発着手

 三菱地所・サイモン梶i代表取締役社長山岸正紀氏、東京都千代田区大手町1丁目9−7)は、城陽市に計画する「(仮称)京都城陽プレミアム・アウトレット」について、許認可が得られれば、令和2年7月頃にも開発事業に着手する。土地区画整理事業として三菱地所グループで造成工事を予定する。令和4年度頃から建築工事を行う予定で、事業完了は令和6年3月末の予定。同年春頃のオープンを目指す。
 同社は、三菱地所とSimonPropertyGroupIncの2社による合弁会社。日本でのアウトレットの開発、所有、運営を手がけ、りんくうプレミアム・アウトレットなど9ヵ所を展開する。
 京都城陽プレミアム・アウトレットの計画地は、令和5年度末に開通が予定されている新名神高速道路の城陽スマートインターチェンジ(仮称)の直近に位置。「賑わい交流拠点」として城陽市東部丘陵地整備計画(見直し版)の中で商業ゾーンに設定されている先行整備長池地区にある。
 城陽市に提出した開発基本計画によると、開発事業区域は城陽市富野長谷山1−447他134筆の25万4111・56u(約25・4f)。土地の現況は山林15万9910u、雑種地7万9728u、原野8984u、その他5489・56u。
 店舗敷地外周部に区画道路を整備するとともに、市民に開放された公園(調整池兼用)などを整備する。
 土地利用計画によると、公共の用に供する空地(道路、公園(長谷川調整池兼用)、散策路(今池川調整池管理用通路兼用)を含む)は3万4903・42u、住宅地以外の土地は19万4655・44u、未利用地は3652・24u、河川水路その他用地(今池川調整池含む)は2万0959・21u。公共の用に供する空地3万4903・42uの内訳は道路が2万1798・62u、公園広場等が1万3104・80u。
 大規模開発構想時の計画では、店舗面積約3万u、約150店舗収容のアウトレット商業施設を建設。大型駐車場として4000台を収容する。
 現行の用途地域は第一種低層住居専用地域(建ぺい率30%、容積率50%)だが、城陽市は、アウトレット計画の進捗を見据え、商業系の用途地域に変更する予定。
 主要進入路として、城陽スマートインターチェンジ(仮称)及び都市計画道路東部丘陵線や地区内道路を経由し、駐車場に進入する。
 雨水計画で長谷川調整池、今池川調整池を計画。計画地南側に長谷川調整池と兼用した公園を計画している。また隣接する旦椋神社とつながる散策路を今池川調整池管理用通路と兼用して計画している。
 上水道計画では市道303号線側の既設配水管から分岐し給水する。
 アウトレット基盤整備工事の設計は三菱地所設計(東京都千代田区・03−3287−5555)。