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鹿児島建設新聞
2020/04/03

【鹿児島】姶良市複合新庁舎建設/着工 来年6月以降

 姶良市が現地で建て替えを計画している複合新庁舎の概要が明らかになった。事業では約6860uの敷地に、本館(RC造5階建約1万500u)のほか、立体駐車場や広場などを整備し、2号館は改修して活用する。2020年度は現在の本館(RC造2階建一部4階建約2300u、1961年建設)を解体する方針で、当初予算に工事請負費1億7000万円を計上。新庁舎は実施設計完了後の21年6月以降に本体着工し、23年度中の完成を目指す。
 新しい本館1階には、執務室や交流館、相談室、2階には吹き抜けに面したロビー、執務室、多目的室などを配置。3階は、災害時に防災拠点として機能させるため、市長室、副市長室、危機管理課など災害対策本部機能を置く。4階には倉庫・書庫など、5階は発電機室、市民ギャラリー、倉庫のほか、桜島を一望できるテラスを設ける。
 既設の2号館(RC造3階建約3000u、1995年建設)との連携を図るため敷地西側に配置し、3階を連絡通路で接続。2〜4階には立体駐車場とつなぐ連絡通路を置く。
 役場前通線に面する屋外スペースには広場を整備し、交流館との一体的な利用や災害時には防災広場として活用。立体駐車場は、高さを抑えながら交通量の多い宮島本線から役場前通線に車両動線を引き込む計画で、構造や階数については今後詳細を詰める。
 基本・実施設計は山下設計・永園設計・ゲンプラン設計JVが担当し、5月29日までの期限で基本設計を推進。11月ごろから加治木総合支所などに引っ越しへ移り、作業完了後に解体に入る。建設にかかる工事請負費は21年度当初予算に計上する見通しで、実施設計完了後(21年5月28日期限)に着工し、23年度の完成、同年度内での供用開始を目指す。

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