西予市は、2018年7月豪雨災害のため事業を延期していた四国西予ジオミュージアム(仮称)建設を20年度に再開するため、当初予算に事業費2億3031万円を計上した。総合センターしろかわの解体工事と本体工事、展示場の実施設計の費用となる。
既存施設の解体と展示スペースの実施設計は、それぞれ5月ごろまでに発注する見通し。本体施設の建設は9月議会で事業者の承認を得たいため、8月ごろまでに発注する意向。22年4月の開館を目指している。新施設は、総合センターしろかわ跡地に建設するため、6月ごろから既存施設の解体を行う。10月ごろ本体施設の建設に着手し、21年3月ごろから展示スペース、21年8月ごろから外構を整備する。本体の建設費は約6億円を見込んでいる。
施設の規模は鉄骨造平屋1102平方bで、展示室「西予ジオクエスト」、多目的ホール「ジオカフェ」、ギャラリー「西予ギャラリー回廊」、企画展示室、交流ゾーンなどを備える。屋外にも展示エリアを設け、キャンプスペースとしても利用する。解体する総合センターしろかわは鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1390平方b。
施設本体の基本・実施設計は大建設計工務(松山市)、展示スペースの基本設計は日展(大阪市北区)が担当。場所は城川町下相951他。
提供:建通新聞社