河北郡市広域事務組合は1日、新ごみ焼却施設整備に関する「エネルギー回収型廃棄物処理施設建設工事」の制限付き一般競争入札(性能発注方式)を開札し、99億5000万円でタクマに落札決定した。予定価格は100億円。
昨年10月3日に公告し、先月30日に郵送で入札書の提出を締め切っていた。8日の組合議会臨時会での請負承認を経て正式契約する。
ごみ焼却施設は、志賀町の石川北部RDFセンターが22年度末で事業終了することや、維持管理コストの縮減を図るため、津幡町能瀬の旧河北郡市浄化センター解体跡地約1万2500平方メートルに整備する。火格子は回転と竪型を除いた揺動式とし、24時間の全連続燃焼式ストーカ炉2基を備える。処理能力は日量118トン(可燃ごみ88トン、下水汚泥30トン)を見込む。
下水汚泥は、焼却炉の排熱で含水率45%程度まで乾燥した後、混焼する。エネルギー回収率は12・5%以上とする。全体完成は23年3月10日の予定。
基本設計・発注仕様書作成、環境影響評価などの業務は中央設計技術研究所が担当した。