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　彦根市では、児童数の増加に対応するために新年度事業で河瀬小学校と佐和山小学校の校舎増築工事を計画している。現在、具体化への諸手続きを進めており、発注時期は未確定ながらも今年度の早期に工事発注する方針だ。
　19年度から2ヵ年計画で工事がスタートした河瀬小学校（極楽寺町118）の校舎増築事業は、年度内の完了を目指して工事を進めている昨年度の第一期工事（施工・大塚工務店）に次いで、生徒数の増加に対応するため今年度に厨房機器を含めて現在の「給食室」の校舎棟への移設増築工事を予定、あわせて職員室と保健室の改修工事を実施する計画。
　現段階では発注方法等は未定で今後検討していくとしているが、建築工事と厨房機器の設備工事は別途発注となる模様だ。給食室の増築は約300平方�b規模程度を予定しており、3月17日に追加上程した19年度の補正予算には2億1700万円の工事費を計上。また、職員室と保健室の改修工事および外構工事については、今年度当初予算に工事費9300万円を計上。工事発注に向けた諸準備をスタートさせている。
　一方、佐和山小学校（安清町11―32）の校舎増築事業は、19年度の実施設計（担当・水原建築設計事務所）に基づいて今年度から2ヵ年計画で校舎増築工事を進めていく予定。
　計画によると、児童数の増加に伴う教室不足を解消するために、今年度事業で経年劣化により老朽化している既設の普通教室等（4教室分）の内装や外壁などの外装を改修するともに、厨房機器や配置変更する給食室の改修工事を実施。次いで21年度には、特別教室（図工室を予定）を学校敷地内に増築する計画。
　普通教室の改修工事については、19年度の補正予算案（2月補正・追加分）に工事費8600万円を計上し、給食室の改修等工事費1300万円は当初予算に計上。河瀬小と同じく、2月補正および今年度の当初予算が可決したことから、20年度早期の工事発注を目指す方針。

提供：滋賀産業新聞