ブラザー工業(名古屋市瑞穂区苗代町15ノ1)が計画している星崎工場の一部建て替えで、新工場棟の延べ面積を約1万2000平方bとして検討を進めていることが分かった。現在、既存施設の解体をブラザー不動産(名古屋市瑞穂区)の施工で進めており、建築も引き続き同社が担当する。建築の着工は9月ごろを予定している。
新棟は鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1万2000平方bを基本的な計画規模として検討。建設費用は解体工事や機械設備の移転費用を含めて100億円程度を見込んでいる。
星崎工場は複数の工場棟で構成。全棟の耐震化は完了しているが、南海トラフなどの大地震に備え、事業継続計画の拠点施設としての機能をより強化するために一部を建て替えて免震化することを決めた。
同工場の所在地は名古屋市南区浜田町5ノ1。工場敷地中央付近の空き地部分と、その周辺の工場棟を解体した敷地を利用して建設する予定だ。
提供:建通新聞社