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建通新聞社
2020/04/01

【大阪】守口市旧本庁舎跡地活用はNTT都市Gに

 守口市は、地下鉄守口駅直上の旧本庁舎などの跡地を活用する民間事業者を選ぶための公募型プロポーザルを行い、エヌ・ティ・ティ都市開発(東京都千代田区)を代表法人とするグループを優先交渉権者に決定した。グループの構成法人はイオンタウン(千葉市)。プロポーザルには3者が参加した。事業者との基本協定は4月に結ぶ。
 同グループが提案する開発コンセプトは「Link City Moriguchi」、ヒト・モノ・コトがつながる守口市の新たな「顔」の創出。国道1号沿いの駅前に商業施設、市道68号線側に賃貸住宅、その間に憩いの広場「もりのひろば」を配置する。ひろばには芝生広場やイベントプラザ、プレイプラザなどを設け、人々が集い、憩い、発信する場所を創出する。
 商業施設(スーパーマーケット、飲食店舗など)は2階建て、店舗面積約5000平方bとし、施設内に「もりのいりぐち」と「もりのひろば」をつなぐ導線を設ける。賃貸住宅の1階にはサイクルカフェやコワーキングスペースを設置し、新しいライフスタイルを実現する住まいを目指す。
 敷地南西側の歩道状空地は守口の歴史を学べる「もりのみち」として整備、文禄堤へ続く空間を「ぶんろくひろば」とする他、守口の歴史資源を巡るウオーク、ラン、サイクルカフェ&コースなどを整備する。
 守口駅出入り口には街角広場(もりのいりぐち)を設け、市木であるくすのきのシンボルツリーと旧庁舎の時計を模した時計台を設置する。
 同跡地では市が旧本庁舎を解体し、21年度に府が旧守口警察署を解体する。民間事業者は20〜21年度に設計・開発協議を行い、22〜23年度に新施設を建設、23年度に供用を開始する予定。
 旧本庁舎など跡地全体の敷地面積は7524・31平方b。
 物件所在地は守口市京阪本通2ノ32他。

提供:建通新聞社