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建通新聞社(神奈川)
2020/03/31

【神奈川】横浜市住供 綱島駅東口駅前再開発 都決へ推進

 横浜市住宅供給公社は2020年度の街づくり事業で、綱島駅東口駅前地区再開発(横浜市港北区)の都市計画決定などに向けて取り組みを推進するとともに、旧保土ケ谷県税事務所跡地活用施設(横浜市保土ケ谷区)の設計をスタートさせる。新住棟の施工者選定手続きを進める桜台団地(横浜市青葉区)の建て替え推進特別委員会や、建物とコミュニティーの将来の方向性を検討しているガーデン山団地(横浜市神奈川区)の管理組合を支援していく。これらを20年度の事業計画に位置付けた。
 綱島駅東口駅前地区の再開発は横浜市港北区綱島東1丁目地内の約8400平方bが施行予定区域。地下1階地上27階建て延べ床面積約4万9900平方bの施設建築物に、共同住宅約350戸や商業・業務機能、約140台収容の駐車場を配置する計画だ。事業費約300億円を見込む。
 21年度までの都市計画決定や事業計画認可、22年度の権利変換計画認可を経て、23年度に着工する見通し。27年度の事業完了を予定している。
 旧保土ケ谷県税事務所跡地活用施設は、横浜市保土ケ谷区岩井町143ノ2の同跡地1102平方bを横浜市から借り受けて建設する。8階建て延べ床面積2787平方bの施設に▽地域ケアプラザ▽保育所▽カフェ店舗▽内科(小児科)▽調剤薬局▽地域交流スペース▽賃貸住宅(高齢者向け、一般向け)―を設けることにしている。
 20年度に設計を始め、21年度に既存建物を解体した上で施設の工事にも着手。22年度内の完成、23年度当初のオープンを目指す。

―桜台団地建替え、ガーデン山団地「将来検討」を支援―

 桜台団地は横浜市青葉区桜台41他の敷地4万4635平方bにある4階建て18棟456戸の分譲住宅。神奈川県住宅供給公社が1966年に完成させた。
 鉄筋コンクリート造5〜7階建て6棟延べ約6万7150平方bの新住棟を建設し、分譲用と権利者用で820戸を確保する。団地の建て替え推進特別委員会が公募型プロポーザル方式で6月に新住棟の施工者を特定する見通し。21年10月から既存住棟を解体し、22〜24年度で新住棟を建設する予定だ。
 ガーデン山団地は横浜市神奈川区三ツ沢下町21ノ12にある11棟320戸のUR分譲住宅で、1966年の完成。市住供では19年度から将来検討コンサルタント業務を手掛けている。
 20年度の街づくり事業ではこの他に、井土ケ谷マンション建替事業(横浜市南区井土ケ谷下町)の完了と分譲や、大船駅北第二地区再開発(横浜市栄区笠間、21年度事業完了)の事務局支援などの受託事業を実施する。
 さらに、20年度のマンション等管理支援事業で▽リフォーム支援14件(分譲マンション等新規10件・継続3件、その他施設1件)▽総合管理5地区▽建物・維持管理2件▽管理規約見直し、リフォームコンサル等8件―を計画している。

提供:建通新聞社