越前市は、武生中央公園に立地する菊人形館の再整備に向け、20年度早々にも設計に取り掛かる構えだ。今のところ指名競争入札による業務の発注を見込んでいる。
計画によると、第69回たけふ菊人形(10月9日〜11月8日)の終了後に現館を取り壊し、翌年の開催に間に合うよう再整備を推進する。
新たな菊人形館の規模は、S造平屋建て約1600平方メートルを想定。床面は車両搬入可能な仕上げとし、空調設備、照明設備、付属設備など備えるという。
開催期間中は菊展示や物販、アトラクション会場として使用する一方、期間外については屋内催事場として有効活用を図り、武生中央公園の更なる賑わい創出につなげたい考え。
新年度当初予算では2カ年の継続費として総額4億2480万円を設定。年割額は20年度が1億6992万円、21年度が2億5488万円)
市では年度早々から設計に取り掛かり、12月頃からは解体工事を開始予定。新年度のうちに新館の建設にも着手したい意向だ。