近江八幡市は27日、「市庁舎整備基本計画」を策定したと発表した。今後、20年度から21年度に跨り取組む基本設計業務の発注準備を進めていく。発注方法は公募型プロポーザル方式が予想され、早ければ4月中にも公告に至ることが考えられる。
策定した基本計画は、パブリックコメントを行なった案のまま。行政サービスの向上を目的としたシンプルかつコンパクトな庁舎を現庁舎敷地内に建設し、耐震性を満たす既存の南別館やひまわり館を活用することを前提に、新庁舎の規模を概ね9000平方b程度としている。加えて、市民が主体として活動できる場として中心街の整備を行なうこととし、市民病院跡地に市民広場を設け、市民によるにぎわいが創出されるシンボリックな空間と位置付ける方針だ。
20年度から21年度にかけて基本設計を行ない、未確定ながら、21年度半ばに実施設計〜施工を一括で発注する「基本設計先行型DB方式」の導入を基本に事業方式を検討する。
提供:滋賀産業新聞