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北陸工業新聞社
2020/03/27

【石川】イオンモール白山が起工/鹿島が一括、来夏オープン 

 イオンモール(千葉市、岩村康次代表取締役社長)が白山市横江町地内で計画する大型商業施設「(仮称)イオンモール白山新築工事」の起工式は、26日に執り行われた。同社や白山市、地権者、工事関係者ら約40人が出席し、北陸最大級となる巨艦店の着工を祝うとともに今後の安全施工を祈願した。
 起工式では、岩村社長が「地域の発展の一助になれるよう、ハード・ソフト面でこれまでにない喜び・驚き・感動の体験を提供する施設を目指す。この地域のインフラとして白山市と連携し、お客様の安全安心に資する施設づくりを進める」とあいさつした。来賓の山田憲昭白山市長、市横江町土地区画整理組合の宮西市雄理事長も祝辞を述べた。
 設計・施工を担当する鹿島の石川洋取締役副社長執行役員営業本部長は「このプロジェクトは北陸地域において最大級の商業施設。石川県の皆さんの生活の向上、経済の発展に大きく寄与することを確信している。安全第一で慎重に対処していく」と強調した。
 起工式に先立ち行われた神事では、イオンモールの岩村社長が鎌入れ、鹿島の石川副社長が鍬入れを行ったほか、出席者が順に玉串を捧げた。
 イオンモール白山の建設規模は、S造3階塔屋1階建て延べ11万2346・83平方メートル(建築面積4万3795・14平方メートル)。建設場所は、同区画整理事業1街区1ほかで横江交差点南東側。敷地面積は17万5000平方メートル。21年夏のオープンを目指す。
 金沢外環状道路海側幹線や県道194号の幹線道路に面し、北陸自動車道白山インターチェンジや国道8号にも近く、交通アクセスに優れていることから市内外をはじめ、北陸3県からの集客が期待できるという。
 同市横江町のエリアは近年、商業店舗などが軒並み立地され、東大寺領横江荘遺跡に関する史跡公園整備も計画されるなど、新たなまちづくりが進められている。
 今回のイオンモールは約220の専門店やテナントが入居する大規模なショッピングモールとあって、同市の新たなランドマークになりそうだ。

hokuriku