トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(東京)
2020/03/27

【東京】都 品川・田町駅周辺まちづくりGLを策定

 東京都都市整備局は、品川駅・田町駅周辺地域の土地利用や基盤整備、景観・環境形成などを一体・戦略的に進めるための指針となる「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020」を策定した。国道15号の上空を活用して整備する品川西口駅前広場をはじめ、官・民それぞれの事業を踏まえ、駅機能の強化や歩行者ネットワークの構築、防災都市づくりなど、まちづくりに必要な視点を示した。
 14年度に策定したガイドラインを改定したもの。品川西口駅前広場の他、16年の交通政策審議会答申に品川駅地下鉄構想が盛り込まれるなど、品川・田町駅周辺を取り巻く状況が変化していることから内容を見直した。
 今回のガイドラインでは、エリアの将来像を「これからの日本の成長をけん引する国際交流拠点・品川」と位置づけた。これを実現するための戦略として@世界中から人・企業を集める企業誘致・MICEプロモーションAグローバルな活動拠点にふさわしい居住・滞在環境整備B世界に誇る活力と潤いのある景観・環境形成C広域アクセス性の効果を最大化する駅機能の強化D拠点性を高める道路ネットワークの構築E活発な都市活動を支える快適な歩行者ネットワークの構築F安心・安全な防災都市づくりの推進―の七つを挙げた。
 さらに、個別の地区ごとにまちづくりの方向性を提示。「品川駅北周辺地区」では国際的な交流拠点を、「品川駅西口地区」では、MICE拠点の形成を誘導する。「芝浦水再生センター地区」では緑豊かなオープンスペースを確保する。「品川駅街区地区」は、品川駅とその周辺が調和した街の実現を目指す。

提供:建通新聞社