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　上越市は２５日、２３年度から２カ年で現在地で改築する上越地域医療センター病院の基本計画案を、市議会厚生常任委員会で説明。整備手法には従来方式と施工予定者技術協議方式のＥＣＩ（アーリー・コントラクター・インボルブメント）方式を基本に検討を進めることを報告した。
　計画案によると、建設規模は新築部分が約１万１４８５平方メートル、既存利用の南病棟を４３２５平方メートルとした。概算事業費は、基本構想時より８億６７６０万円増額となる８８億１０９０万円。主な内訳は本体建設費５７億７６６０万円、造成費３億２０００万円、設計監理費３億５７７０万円、既存建物解体費６億３１４０万円など。病床数は現行の１９７床（回復期５５、慢性期１４２）。敷地は現況南側の土地を利用し面積は約３万平方メートル、駐車場は４００から５００台程度。
　構造性能は既存利用の南病棟との接続や施設規模、経済性等を考慮し、耐震構造を基本とするほか、まちづくりでは、センター病院を中心とする医療・介護・福祉が連携した魅力あるまちづくりに向けて、土地や建物の有効活用を検討していく。今後のスケジュールは、２１年度に基本設計に着手するとともに、２２年度から実施設計に移行。当初の予定通り開院は２５年度を予定する。