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建設新聞社
2020/03/25

【東北・福島】申請書等は4月21日まで/WTO標準型 飯舘村の環境再生盛土

 環境省福島地方環境事務所は、WTO標準型・施工体制確認型総合評価落札方式、ICT活用・施工者希望T型を適用した「令和2・3・4・5年度飯舘村長泥地区環境再生事業盛土等工事」を公告した。
 この工事は、福島県飯舘村に仮置きされた放射能濃度5000ベクレル/`c以下の除染除去土壌等を再生資材化し、同村の環境再生事業区域である長泥地区の盛土として活用するもの。築造した盛土は、将来的にこの地区に整備するほ場の基盤とする予定となっている。
 参加資格は、特定JV(3社以内)もしくは経常JV、または単体で、環境省競争参加資格の土木工事がA等級であることなど。申請書・提案書等の提出は4月21日で、開札が5月22日13時30分。
 再生資材化処理工事では、はじめに処理施設として小テント(40b×30b×6・5b)や受け入れ前放射能濃度測定設備、破袋設備、分別設備、放射能濃度測定設備等を設計・施工する。処理ヤードとなる大テント(100b×30b×8・5b)は既設のものを利用し、照明など設備工事のみを行う。
 これらの施設を活用し、飯舘村内仮置場やストックヤードから運ばれた除去土壌を破袋・分別処理し、粒径125_b以下の土壌を製造する。その後、県道原町二本松線や二級河川比曽川に沿った盛土造成地区(2工区〜4工区)に投入するほか擁壁工などを行う。処理対象量(投入量)は43万3000dを想定している。工期は2024年3月31日まで。

 提供:建設新聞社