横浜国立大学は3月24日、「平塚地区土地貸付事業」の優先交渉権者をスポーツクラブ事業などを手掛ける東祥(愛知県安城市)に決定した。平塚市内の土地約1万8300平方bに事業用定期借地権を設定し、同社が施設の整備・運営を担うことになる。基本協定や事業用定期借地権設定契約の締結など経て、2020年度中の工事着手、開業が見込まれている。
所有不動産を有効活用するために行う事業で、平塚教場(平塚市南原1ノ409ノ1他)の敷地面積1万8303平方bが対象。用途地域は第1種住居地域と第1種中高層住居専用地域で、いずれも建ぺい率60%、容積率200%。
今回の募集要項では、一括借り上げを原則とするものの、分割借り上げとなる提案も可能としていた。また、賃貸借期間は事業者提案などを踏まえ、20年以上50年未満としていた。
事業者公募手続きは昨年12月に開始。企画提案審査などを行った上で同社を優先交渉権者とした。次順位交渉権者は該当なしとしている。
東祥は、スポーツクラブ事業(ホリデイスポーツクラブ)の他、ホテル事業(ABホテル)、不動産業などを各地で展開している。
提供:建通新聞社